万穴出現率2位 ボートレース三国の舟券
{{ good_count }}
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
3連単の万穴出現率でつねに上位にランクされるのが三国です。1コースが強いイメージで、現に1コースの1着率は54.8%と全国平均を超えています。シード番組も多く、1コースを意図的に勝つようにしている番組があります。ところが、それが崩れるので万穴が出現するというパターンです。平和島は万穴出現率1位ですが、レース内容がまったく違っています。三国では1コースが負ける要因さえつかんでおけば、万穴的中が可能です。
●三国の3連単配当分布
100円~490円 3.7%
500円~990円 17.3%
1000円~2990円 31.9%
3000円~4990円 13.4%
5000円~9990円 13.8%
10000円~ 20.0%
●万穴出目の傾向
万穴時の1着枠
1号艇 9.3%
2号艇 20.9%
3号艇 37.2%
4号艇 16.2%
5号艇 11.6%
6号艇 4.6%
3コースが展示1番時計をマークして捲る
最近の三国の3連単万穴の出目を調べてきました。枠番別にみると3号艇の37.2%です。ほぼ万穴の3回に1回が3号艇の選手です。6月では50%という数字でした。決まり手ではまくりが圧倒的に多いのが特徴です。加えて展示1番時計をマークした選手がまくるというパターンです。該当するようなレースがあれば万穴に挑戦してみてください。
●万穴が出現する気象条件
追い風が強いと1コースが負ける
コース別1着率 追い風1m~4m 5m~
1コース 57.0% 47.8%
2コース 20.7% 17.5%
3コース 10.5% 15.1%
4コース 7.4% 13.8%
5コース 4.8% 6.3%
6コース 1.1% 0.6%
三国はモーニングの早い時間帯を除いて、追い風の日が多くなります。冬は季節風が強く吹き荒れ、安定板を装着してレースをする日もあります。気温が上がってくると「海風」が吹くようになります。晴天で気温の高い日は、陸地が暖められ上昇気流が起きて気圧が低くなりま。海水はすぐに気温が上がらないで、気圧が高いままです。気圧の高い方から低い方へ方空気が流れるので、風が起きるのです。三国は日本海に近く、2マークの方角が日本海側なので、2マヘクから1マーク向かって風が吹きます。気温が上がる午後に強い追い風が吹きます。
追い風のコース別データを調ると、追い風4mまでなら1コースの1着率は57.0%もあるのに対して、5mを超えると47.8%まで下がります。1着率がアップするコースは3コース、4コースです。まくり差しが決まるケースです。追い風が強く吹き始めると、1コースが負ける舟券を考えてください。
●三国を得意にしているのは地元選手
三国の競走水面の特徴は、ホーム側の広さです。スタートライン上が広く62mもあります。住之江の51mと比較するとホーム側の広さが理解できます。コース幅が広いとスタートを合わせにくくなります。風の変化がある中で、安定したスタートをきめることができるかどうかで三国の成績も変わってきます。
・三国MB大賞出場選手
三国勝率7.50以上(三国3年間←全国1年間)
中島孝平(福井) 7.75←(7.51)
石橋道友(長崎) 7.85←(6.54)
山口達夫(岡山) 9.10←(6.49)
松尾昴明(福岡) 7.53←(6.21)
渡邊和将(岡山) 7.69←(6.80)
木下翔太(大阪) 7.53←(7.03)
上條暢嵩(大阪) 7.71←(7.02)
関浩哉(群馬) 7.61←(6.49)
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。