3日経ったらコメントの信頼度が上がる
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SGといっても新型コロナ対策で選手取材がかなり厳しく制約されているそうです。時間をかけた取材はやりにくく、どうしても一言コメントになってしまいます。短い時間で短いコメントになると、舟券作戦にどこまで役立つのかといった疑問も残ります。しかし、舟券を買う側からすれば、モーターが出ているかどうか、スタートが勘通り決まっているかどうかだけを教えてもらえれば、それで十分なのです。
シリーズの序盤は、選手もモーター調整について手探り状態です。気温や潮位に合わせた調整をするものです。うまく合えば良いのですが、航跡の中を走ってみて、本当のモーターの力を確認できます。それまでのコメントは直前の動きと比較する必要があります。大まかな方向性が決まるのに3日はかかると言われています。あとは、微調整になります。モーターの気配変わりも微差の範囲になるので、コメントの信頼度も上がります。
池田浩二のように辛口のモーター評価をする選手もいますが、個性的なコメントをする選手の名前は覚えておいて損はありません。辛口コメントの選手が甘口になれば、モーターが仕上がったサインです。
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。