展示タイムを信用できる選手、できない選手
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元選手の解説者が「この選手の展示タイムが悪いので、モーターが出ていません」とコメントしていたシーンがありました。その選手は展示タイムを出さないことで有名な守田俊介でした。そのシリーズの守田は、展示5番時計が1回、6番時計が7回で、優出して3着の成績でした。守田にとって展示タイムとモーターの仕上がりは別問題なのです。丸亀で優勝して高配当を出した別府昌樹も平均展示順位が5.14番手の選手でした。直線の伸びよりもターン回りの感覚だけを重視している選手です。
ターンでプロペラが開かないようにスピードを落とす選手や、ターンのときに一度切ったハンドルをわざと戻して、流し気味のターンをする選手もいます。ターンで落とすのは、選手会長をしている上瀧和則、流し気味のターンは今垣光太郎が有名です。女子選手の海野ゆかりもターンで落とし気味です。
反対に展示タイムだけを出して、期待したほど着に絡まない選手もいるので、そうした選手の名前は覚えておいた方が得です。
●展示タイムを出さない選手(過去6ヵ月・50走以上)
1 3721守田俊介(滋賀) 7.26 5.69
2 3187篠原俊夫(香川) 4.39 5.44
3 3943三松直美(岡山) 4.00 5.42
4 3044三宅爾士(福井) 4.47 5.23
5 3584佐々木英樹(広島) 5.46 5.21
6 3967鈴木茂高(愛知) 4.66 5.19
7 3605中村守成(三重) 4.27 5.16
8 4689豊田結(静岡) 3.71 5.15
9 3567吉岡誠(山口) 3.76 5.11
10 3873別府昌樹(広島) 6.34 5.14
※10位以下のA1級で展示タイムを出さない選手
※10位以下の女子選手で展示タイムを出さない選手
●展示タイムを出す選手(過去6ヵ月・50走以上)
1 4571菅章哉(徳島) 7.15 1.16
2 4804高田ひかる(三重) 6.09 1.22
3 4843深尾巴恵(群馬) 5.02 1.27
4 3822平尾崇典(岡山) 7.58 1.28
5 4561藤山翔太(大阪) 6.73 1.28
6 4518大須賀友(愛知) 5.54 1.41
7 4748渡邉雄朗(東京) 6.64 1.50
8 3931黒崎竜也(三重) 6.19 1.65
9 3959坪井康晴(静岡) 7.32 1.70
9 4882瀧川千依(広島) 4.55 1.67
10 4519清水紗樹(東京) 5.30 1.70
※10位以下のA1級で展示タイムを出す選手
※10位以下の女子選手で展示タイムを出す選手
1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。