無駄遣いに倹約は似合わない

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舟券を買うという行為は、無駄遣いの中に入ります。投資という感じでやっている人もいますが、ほとんどの人が遊び感覚で、うまくはまれば良いなという感じです。無駄遣いなので、自分が満足できるように使えば良いのです。ところが、妙に倹約する人がいます。流し舟券が必要なのに、1点だけケチって、そこが入って高配当といったことが少なくありません。一般競走だとまったくレースにならない新人がいるので、流しが必要のないレースもあります。一方、GIになると展開で着に絡んできます。艇団が接近すれば、モーター差が出て着を下げますが、いったん落ち着くと抜かれません。選手は1年間で何千回とターンをしているのです。落ち着いた状況になれば、ターンミスなど起きようがありません。

桧村賢一（コラムニスト）

一般競走

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。