旬レーサー 4715 村上遼(長崎・28歳)

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

展示好タイムならダッシュ戦で好成績

2015年に最優秀新人選手に選ばれました。師匠は長崎支部支部長の飯山晃三です。これまで「最優秀新人選手に選ばれると、必ずGIタイトルが取れる」と言われてきました。最近はGIタイトルを取る時期が遅れがちです。パワーの壁を破ることができないからでしよう。ただ、村上の場合は多少事情が違っています。腰痛に悩まされてきたからです。乗艇姿勢を変えることで、腰痛を克服してきました。

最近の着順傾向は、展示タイムが良いときに好成績を残します。2月の大村地区選では最終日に6コースからまくって勝ちました。そのときも展示1番時計でした。スタートとスロー発進よりもダッシュ戦を選択したときです。展示タイムが良いときはまくり差しで上位着に絡んできます。

GIで初の予選突破を目指す

「2月の大村地区選はエース機だったので節間を通して足は伸び中心に凄く良かったです。外枠だった初日に6着を2本獲ってしまってリズムに乗れなかった部分はあったけど、攻めた結果なのでそれも悔いはありません。

GIは今回で6節目の出場になります。周りは強い選手ばかりなので、常に勉強させてもらっていますし、今はそこで自分の力がどれだけ通用するのかという思いが強いです。

モーターの仕上がりとか全ての面がうまくいけば戦って行けると思っていますが、自分がそれなりに仕上げても、他の選手はそれ以上に仕上げてきます。まだまだ自分には足りない部分があるなと痛感しています。

大村を走り慣れているという点は強味になると思います。ただ地元でも調整は毎回違うし、まだこれっていうのはありません。まあ引いたモーターにもよるし、その時その時で合わせられれば良いですね。

地元の大村への思いは強い方だと思っているし、他のレース場を走る時よりも大村を走る時のほうが応援してくれる人も多いと思う。GIで初めての予選突破ができれば嬉しいし、まずはそこを目標に頑張って行きたいです。SGにも早く出たいですね」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…17回 まくり…9回 まくり差し…3回 差し…8回 抜き…2回

※出場予定…GI大村DC=4月10日~15日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。