ルーキーはみんな峰竜太になった気でいる

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ルーキーSのレースを見ていると、できないことをやっている感が否めません。ターンマークしっかりと回るのが基本中の基本でも、スピードをつけたターンをすれば勝てると、ターンマークを大きく外してターンをする選手がいます。コーナーの無謀な突っ込みもあります。峰竜太になったつもりで走っている選手が多いのです。

たしかにプロペラを調整するゲージの情報が行き渡り、モーター出しのレベルが上がっています。そんなこともあって峰竜太になった気持ちにさせるのでしょうが、ターンのレベルは埋めることができません。できないことをするので、レースが崩れてしまいます。当然のように舟券の信頼度が下がります。

ただ、オーバー30のA級が1号艇に入ったときは比較的落ち着いたレースになります。予選は荒れても、準優、優勝戦に乗ってくるメンバーはA級が大半です。ルーキーSは大きな流れを理解した上で、個別の舟券を考える必要があります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。