データに溺れて気配が見えず

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

スマホを使ったデータ提供が増えています。スポンサーがついているので、閲覧回数が増えれば広告料が入る仕組みのものもありますが、公式サイトとは比べものにならないくらい情報量があります。ボートレースが好きな人が設計していることと、利用者からの声を反映してすぐにバージョンアップしている点も使い勝手につながっているようです。公式の選手の3場所成績には優勝戦に乗ったかどうかがわかりません。民間サイトはそういったものはありません。

ただ、情報量が多すぎ、すべて使いこなすには厳しいかもしれません。データも選手に関するものが多く、そちらの方に目が移りがちです。直前のモーター気配を見落としてしまうこともあります。選手はモーターの仕上がり具合でどうにでも変わるものです。選手データとモーターのデータがうまく融合できれば、強力な舟券データになります。また、記者の取材ネタがそんなときにも役立ちます。スマホマクールがその点をカバーしてくれています。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。