第56回クラシックはオリジナル展示データを活用して勝ち組に-2

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●1周タイム1番時計成績

勝率 1着率 2連率 3連率

7.38 44.4% 64.5% 77.0%

 

●1周タイム・コース別成績・決まり手

コース 1着率 2連率 3連率 逃げ 差し 捲り 捲差 抜き

1コース61.9% 77.5% 85.3% 591 0 0 0 28回

2コース21.8% 55.1% 72.0% 0 38 24 0 9回

3コース26.7% 55.1% 72.2% 0 5 25 11 9回

4コース22.1% 39.7% 63.4% 0 4 13 7 5回

5コース11.1% 22.2% 44.4% 0 0 3 3 0回

6コース 4.3% 17.0% 34.0% 0 0 0 0 2回

 

1周タイム1番時計の1着率は44.4%もあります。展示タイムは加速から伸びの領域のタイムですが、1周タイムになると、すべての要素が入っています。直線の足、ターン回り、加速も入ります。総合的な舟足です。これがレースに反映されるのは、1コースよりも3、4コースの方のようです。

 

●回り足タイム1番時計成績

勝率 1着率 2連率 3連率

6.41 31.0% 50.9% 65.5%

 

●回り足タイム・コース別成績・決まり手

コース 1着率 2連率 3連率 逃げ 差し 捲り 捲差 抜き

1コース60.2% 76.6% 83.8% 374 0 0 0 19回

2コース17.3% 50.3% 67.3% 0 37 16 0 10回

3コース24.8% 47.9% 64.7% 0 8 41 11 11回

4コース17.5% 39.2% 63.2% 0 7 16 7 7回

5コース 7.6% 18.8% 41.2% 0 1 3 6 3回

6コース 1.6% 9.6% 23.9% 0 1 0 0 2回

 

回り足タイムは、レースに必要なタイムを反映しているように思えますが、データを見る限りでは、1周タイムほど舟券に貢献していないようです。6コースにいたっても参考にもならないデータです。それでも注目すべきデータもあります。それは2コースの決まり手です。差しで1着を取るレースの多さが目立ちます。モーターに一番負荷がかかるのがターンです。引き波を突き抜けるのに必要なのが回り足なのでしょう。

 

●直線タイム1番時計成績

勝率 1着率 2連率 3連率

5.66 23.9% 41.1% 56.7%

 

●直線タイム・コース別成績・決まり手

コース 1着率 2連率 3連率 逃げ 差し 捲り 捲差 抜き

1コース61.0% 77.8% 85.7% 297 0 0 0 11回

2コース20.1% 49.1% 65.9% 0 45 27 0 7回

3コース22.5% 43.9% 65.4% 0 12 40 12 15回

4コース11.3% 27.4% 47.4% 0 6 14 9 6回

5コース 5.5% 18.3% 37.0% 0 1 4 9 1回

6コース 1.7% 6.2% 19.5% 0 0 3 3 0回

 

直線タイムは、ターンして直線に向いてからスリット裏までのタイムです。福岡の展示タイムと同じように実戦に必要な舟足を反映しているはずですが、データを見る限り1着率は他の項目よりも低く、わずか23.9%しかありません。福岡のレース場の特性なのか、それとも他の要因があるのか不思議です。

 

●オリジナル展示各項目3つトップのケースの成績

1着 2着 3着 4着 5着 6着 勝率 1着率 2連率 3連率

143 40 26 13 13 11 8.01 57.4% 73.5% 83.9%

 

オリジナル展示タイムにもタイム順に色付けされています。1番時計が赤色、2番時計が黄色、3番時計が緑色です。3項目がすべて1番時計の赤色だと、1着率は57.4%に跳ね上がります。2連率が73.5%、3連率になると83.9%です。すべてのコースを対象にしたデータです。1コースに限定すれば「1着軸信頼」で間違いありません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。