
福岡
福岡
{{ good_count }}
福岡のイン1着率は55.3%。全国平均と比較すると約1%ほど高いが、全国順位では13位。しかし、レースを見ていると、数字以上にインが強い印象を受ける。それは、ダッシュが本当に利かないから。
当地は2マークの奥行きがなく、ダッシュに引けても180mが限界。そのためカドに引くメリットがあまりないと言われてきたが、うねりによってインが受難だったり、機力差が大きかった影響もあって、外からでも出番がある水面ではあった。
しかし、うねり対策を行い、機力差が縮まった結果、4コース1着率9.7%は全国21位、5コースの4.4%、6コースの1.1%はともに23位とダッシュが壊滅的な状況になっている。
ダッシュの1着は厳しく、舟券的には2・3着がいっぱい。それでも大外は3連対率でも17.4%しかない。裏を返せば、6コースからでも舟券に絡めた選手は、節間を通して狙えるということになる。
決まり手を全国平均と比較すると、まくりの割合が非常に高く、差しはやや少なめ、そしてまくり差しはかなり低い数値になっている。まくりは戸田、江戸川に次ぐ全国3位の出現率。その一方でまくり差しは24場中最下位。これを踏まえると逃げ以外であれば、まくりを軸にした舟券が正解だと言える。そのため、2着の相手にはまくり艇の外が順当だが、さらに好配当を狙うならひとつ内の艇も狙い目。というのは、まくられた後すぐに態勢を立て直し、連に絡むケースが当地では意外に多いからだ。
2コースが勝つときのセオリーは差しだ。インにプレッシャーをかけて俊敏に内を突くというのが王道のパターンだが、ここ福岡では少々事情が異なる。2コースがスタートで先手を取った場合、そのまま上を行くケースも多い。そのため、②-③④の出現率が高く、インが敗れて中穴~万舟券が出現する頻度が高い。
福岡舟券の核となる3コース。インが強くなっても、3コースの強さは不変だ。当地最大の特徴は、まくりが6割を占めるということ。最近はまくり差しがトレンドだが、当地では全国平均の半分も決まらない。ただ注意したいのが舟券の相手。スジ目の③-④の割合がそれほど高くなく、③-①②の方が出現率が高い。
2月20日から始まった新たな企画レース、そのひとつが3Rの「カタメン3(サン)」。3号艇にA級もしくは主力選手を置くレースで、3コースが強い当地ならではの番組と言えるだろう。
始まって4か月ほどと日は浅いが、そのデータを集計したのが下のもの。3コースの1着率は39.2%と最も高く、主力がしっかり期待に応えている。決まり手で見ると、まくりが37.5%と高く、まくり差しはわずか6.3%。ここでも当地の特徴が浮き彫りとなった。
3コースに迫る強さを見せるのが1コースで38.8%。「逃げ」か「3コースまくり」かという構図が色濃く出ており、舟券が絞りやすい。しかも、3号艇が中心なので、極端に人気が偏ることなく、そこそこの配当が狙える利点もある注目のレースだ。
※データ集計期間は特に記載がない限り、2023年7月1日〜2024年6月30日
注目ワード
マンスリーBOAT RACEの桧村賢一が舟券攻略の持論を展開します。狙い目レーサーや超抜エンジンも紹介。
ボートレースに関する基礎知識から深い知識までを完全網羅。このコラムを熟読すればあなたもボートの鉄人になれる!
マクール客員編集長・西山貴浩による爆笑コラム。本誌では6年以上続く人気コラム。
編集長・渡辺がボート界の“モヤモヤ”に切り込み、賛否渦巻く話題を大胆に考察。
令和の「梁山泊」が爆誕!舟券攻略に命を燃やす者たちの熱き戦。毎月テーマを変えてデータを研究・発表するコラム。
本誌目玉のレーサーインタビュー。最も旬な選手や際立ったトピックがある選手にじっくり話を聞く。
2011年より掲載していた現役レーサー西村美智子のブログがコラムコーナーにてリニューアル。
今やボート界の顔ともいえる人気者・永島知洋が、満を持してコラムを執筆。これを読むときっと旅打ちに行きたくなる!?
ボート配信でもお馴染みの“シマレナ”こと島田玲奈が綴る、爆益を目指す“社長”のリアルをたっぷりにお届けします。
報知新聞・藤原邦充記者による硬派なコラム。全国のレース場で取材を積み重ねてきた見地から、艇界をズバリ斬る。
編集長・渡辺と副編集長・上杉による社説。艇界の今を分析し、忌憚ない意見を述べる。
九州を拠点に、若手選手に精通するスポーツ報知・井上泰宏記者。卓越した取材力を駆使し、選手の“素”を読者にお伝えする。
ボートレース芸人すーなかのコラム。22年8月号より「コラムのピット」にて連載開始。軽妙な論調でボート愛を語る。
副編集長・上杉と編集委員・田中による対談。ボート界の時事的な話を中心に編集部のじじーが好き勝手言い放つ。
MC&リポーター濱野智紗都のコラム。24年9月号より「コラムのピット」にて連載開始。ボートレース強火オタクとして愛を持って発信。
競輪選手・日野未来のコラム。25年3月号より「コラムのピット」にて連載開始。ボートレースに注ぐ熱いまなざしを余すことなく綴る。
本誌「マクール」の創刊から携わってきた山本圭一が、ボート界・最近30年の動きを1年ごとに伝える。
ボートレース児島の攻略コラム。水面傾向や風、季節ごとの狙い目まで網羅します。
ボートレース大村の攻略コラム。水面傾向やモーター情報、季節ごとの狙い目まで網羅します。
浜名湖
浜名湖
児島
多摩川
桐生
津
浜名湖