ファンサービスを考える

{{ good_count }}

2024年最初のSGとなった戸田・ボートレースクラシック。最終日はライブでレースを観戦しようと多くのファンが詰めかけた。戸田公園駅のファンバス乗り場には駅2階まで行列ができていた。タクシー乗り場も長蛇の列。新型コロナが猛威をふるった頃には考えられない風景が戻ってきた。お笑い芸人のライブや、優出インタビューなどのイベントも盛りだくさん。ただ、コロナ前と大きく変わったことが一つ。場内でも多くの人がスマホで舟券を買っていたことだ。

現在、舟券の売り上げの8割近くをテレボートが占めている。オッズを見ながら買えるし、フォーメーションも簡単。マークカードを何枚も書く必要もない。便利さを考えれば、本場でもテレボートで買うのは必然だろう。記者もいつでもどこでもテレボートで買っている。電車に乗っていてもほとんどの人がスマホに見入っている時代。テレボートがこれだけ普及したことが、舟券の売り上げ増を支えている。

藤原邦充

藤原邦充(ふじわらくにみつ)。1974年生まれ、出身は香川県観音寺市。近畿大学を卒業。就職浪人の末、98年に報知新聞入社。芸能社会、中央競馬、ボートレース(1年だけ)、一般スポーツを経て05年から2度目のボートレース担当に。競輪担当になって観音寺競輪を取材することが夢だったが、無念の廃止に。