私のグランプリ改革案その2
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前回に引き続き、「私のグランプリ(GP)改革案その2」をお送りする。先月号ではトライアル(TR)での選手責任外での事故選手の救済と、TR数の増加(現行10個レースから15個レースへ)、GP組とシリーズ組の完全な分離などを提言した。今月号ではGPとシリーズ戦を完全に分離すべき理由について述べていきたい。
GP4日目、記者席がざわついた。TR2ndの初戦で転覆失格となった中島孝平の欠場が発表されたからだ。中島はTR2nd2回戦、11Rの4号艇に組まれていた。この場合、5日目からはTR2ndに誰かが繰り上がることになる。2014年からGPのTRが1st、2ndに分かれてから、TR2ndへの繰り上がりは初。果たして誰が繰り上がるのかに注目が集まった。
実施要項には「トライアル2nd2日目以降の番組を決定する前までに欠員が生じた場合は、トライアル1st得点上位選手を順次補充する」とある。しかし、続きがあり「ただし、シリーズ戦の出走資格を喪失した選手、グランプリシリーズ準優勝戦が確定した選手、最終日優勝戦が確定した選手は除く」とある。つまり、シリーズ戦の準優に乗った選手は繰り上がることができないのだ。
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藤原邦充(ふじわらくにみつ)。1974年生まれ、出身は香川県観音寺市。近畿大学を卒業。就職浪人の末、98年に報知新聞入社。芸能社会、中央競馬、ボートレース(1年だけ)、一般スポーツを経て05年から2度目のボートレース担当に。競輪担当になって観音寺競輪を取材することが夢だったが、無念の廃止に。