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そろそろボートレース界も審議・降着制度を導入するべきだ。今年の3月から5月にかけて、わずか3ヶ月の間に5回の周回誤認が発生した。当該選手は重いペナルティーを受けることになるが、周回誤認によって着順が変動した舟券はそのまま確定してしまう。ファンには何の補償もないのに、だ。同じことは妨害失格や不良航法にも言える。当該選手は罰則を受けるが、被害を受けて着順が変わり、舟券が紙くずとなったファンには何の還元もない。

競馬や競輪であれば、レース中に危険な行為があれば、審議を経て、ルール違反を犯した馬や選手は降着となり、着順も入れ替わり確定する。不利を受けて、圏外まで去ってしまった馬や、選手の馬券や車券を買っていたファンは救済されることはないが、ルール違反を犯した馬や選手が、そのまま馬券や車券に絡まないだけマシだろう。

藤原邦充

藤原邦充(ふじわらくにみつ)。1974年生まれ、出身は香川県観音寺市。近畿大学を卒業。就職浪人の末、98年に報知新聞入社。芸能社会、中央競馬、ボートレース(1年だけ)、一般スポーツを経て05年から2度目のボートレース担当に。競輪担当になって観音寺競輪を取材することが夢だったが、無念の廃止に。