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2025年3連単配当分布
配当 | 出現率 |
---|---|
100~990円 | 20.0% |
1000~2990円 | 35.4% |
3000~4990円 | 12.4% |
5000~9990円 | 14.0% |
1万円以上 | 18.2% |
5万円以上 | 2.7% |
3桁配当が20.0%、30倍未満まで含めると55%を超えるなど、配当傾向は比較的堅め。その一方で、平均配当は7,709円とやや高めで、その数字を引き上げたのが、18.2%ある万舟券出現率。基本的には本命傾向でレースは進行するが、一発の魅力を十分に秘めたレース場だ。
9月23日から28日までPGI「第12回ヤングダービー」、11月5日から10日までオールレディース、2026年3月17日から22日までヴィーナスシリーズと、注目レースが目白押しのボートレース宮島(宮島競艇場)。世界遺産の厳島神社をレース場から見ることができる風光明媚なロケーションだ。
水面に関しては、瀬戸内海特有の潮位差があり、大潮では潮位差が3メートルを超える。スタート時に確認する目標物の景色が変わるため、スタート力が問われる。レースコースは防波堤で遮られているが、2マークバック側が外海に開かれており、そこから海水が出入りする。
干潮時は防波堤が防風壁の役目を果たし、走りやすい水面となる。一方、満潮時は水面がざわつき、風の影響も受けやすくなる。スタートしてから1マークに向かうにつれて、外側が斜めにレイアウトされているため、モーターさえ良ければまくりが決まりやすい。
またスタンドやピットがレースコースに対して斜めになっているため、走り慣れていないと距離感覚がつかみにくい。アウトからスタートする選手にとっては、スタートを決めるのが難しいといわれている。
2マークのバック側が瀬戸内海に面しており、満潮時はスタートラインに対して追い潮、干潮時は向かい潮になる。潮が動く時間帯はスタートと展開も変化する。
冬は西日の影響で大時計が見にくくなるため、レースの発走時刻が早く設定されている。モーニング場ではないが、15時30分には最終レースが終了するのも宮島だけと言える。
日本三景の一つである安芸の宮島がレース場の眼前に広がるが、この島を巡るように風が動き、時間帯によって風向きが変化する。午前中は追い風、午後から向かい風に変わることが多いのである。
宮島 2025年1着決まり手(%)
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 | 逃げ | まくり | まくり差し | 差し | 抜き |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1コース | 56.2 | 73.7 | 81.4 | 54.0 | ー | ー | ー | 1.7 |
2コース | 13.4 | 38.1 | 57.9 | ー | 3.8 | ー | 8.4 | 0.9 |
3コース | 11.4 | 35.2 | 55.5 | ー | 5.1 | 3.7 | 1.0 | 1.5 |
4コース | 10.3 | 27.0 | 47.2 | ー | 4.8 | 3.2 | 1.8 | 0.5 |
5コース | 7.3 | 19.0 | 37.7 | ー | 2.2 | 4.4 | 0.1 | 0.6 |
6コース | 1.8 | 7.9 | 21.6 | ー | 0.5 | 0.9 | 0.2 | 0.1 |
2025年のコース別1着率はインコースが56.2%と全国平均並。2コース13.4%、3コース11.4%、4コース10.3%と、2~4コースは大きな差はない。5コースが7.3%、6コースが1.8%と、2~4コースよりも1着率は下がるものの、他場と比較すると外コースも存在感を発揮している。逃げ以外の決まり手は、まくり16.4%、まくり差し12.2%、差し11.5%と、攻めるレースの方が結果を出している。
満潮と干潮ではレースコースの条件が大きく変化する。潮が高い場合はスタートがばらつきやすくなるのがポイント。レースコース全体がぽちゃつくためターンが流れやすく、差しの出番が増える。舟券的にはインコースを絡めたボックスがオススメ。
干潮時はスピード、パワー勝負で攻めが決まる傾向。スタートが決まっている選手が展開の軸となる。
四季別コース別1着率(%)
進入 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 | 1 | 57.0 | 52.6 | 52.5 | 56.1 | 2 | 12.3 | 12.8 | 12.5 | 14.6 | 3 | 12.3 | 12.8 | 13.8 | 12.0 | 4 | 10.0 | 11.5 | 12.2 | 8.6 | 5 | 7.7 | 7.8 | 8.8 | 7.6 | 6 | 1.4 | 3.1 | 1.3 | 2.2 |
---|
1周タイム傾向(%)
コース | 1周T1位1着率 | 通常1着率 | 差 | 1 | 63.9 | 56.2 | 7.7 | 2 | 20.1 | 13.4 | 6.7 | 3 | 18.3 | 11.4 | 6.9 | 4 | 16.6 | 10.3 | 6.3 | 5 | 14.2 | 7.3 | 6.9 | 6 | 6.1 | 1.8 | 4.3 |
---|
ボートレース宮島のホームページで発表されているオリジナル展示情報。その中でも1周タイムの精度が高く、舟券が当たると話題だ。実際に各コース別に1周タイムのランキング1位艇の1着率を集計したのが上記の表だ。1周タイムが1位だと各コース6~7%1着率がアップする。インコースだと信頼度は鉄板クラスとなり、他のコースでも現実的に1着が狙える数値となっている。
レース番号別の傾向
レース | 1着率(%) | 全国順位(/288) | 1 | 71.7 | 34 | 2 | 37.0 | 270 | 3 | 41.7 | 252 | 4 | 45.6 | 219 | 5 | 53.7 | 155 | 6 | 53.1 | 158 | 7 | 43.8 | 230 | 8 | 40.1 | 257 | 9 | 65.6 | 70 | 10 | 57.0 | 124 | 11 | 69.4 | 50 | 12 | 69.4 | 50 |
宮島のイン1着率は全体で56.2%だが、レース番号別に成績を分析すると37.0%(2R)から71.7%(1R)と実に34.7%もの差がある。1RのファーストバトルはA級選手を1号艇に置く企画レースなので、基本的に信頼度が高いが、2RはB級が1号艇になり、一気に信頼度が下がる。午前中と昼過ぎのレースはイン信頼度が低めで、終盤戦になるとインコースが強くなっていく。特に主力が集う11・12Rでは1R並に1コースが主導権を握る傾向となっている。
基本的に1号艇にA級、他はB級。1コース1着率は70%超える1日の中で最もインが強いレース。1号艇から相手探しになるが、2着傾向にばらつきがあり、ヒモ穴で好配当を提供するシーンも。穴党へのオススメは3・4号艇のアタマ狙い。
●4R ランチタイム特賞
イン1着率は45.6%と低い。狙いは1着率19.4%の3コースで、回収率も135.8%と優秀。
スタートライン方向に正対すると、ピットが斜めになっているので慣れていないと定点が狂いやすくなります。それを踏まえておかないと、スタートが遅れてしまいます。干満差も大きく、スタンドなど建造物の風景が大きく変わります。それがスタートに影響します。走り慣れている地元勢にアドバンテージがあるレース場だと思いました。
・宮島は潮位・風向き・時間帯でレースの様相が変わるテクニカルな水面。
・満潮時はイン絡みと差し、干潮時はスピード戦・まくりが決まりやすいのがポイント。
・舟券戦略では「1周タイム」「潮のタイミング」「レース番号」を組み合わせて予想するのが有効。特に11・12Rはイン鉄板、4Rは穴狙いチャンス。
1984年宮城県生まれ。早稲田大学卒業後、北海道新聞記者を経て、2011年にボートレーサー(109期・埼玉支部)になる。2019年に引退し、現在はマンスリーBOAT RACE編集長となり、『ボートレース学習塾』の連載や『土屋幸宏ボートレース24場攻略ガイド』を出版。ボートレース場の公式YouTubeチャンネルにも出演し、“新聞記者&レーサー”としての経験を基に、ボートレースを分かりやすく伝えることをモットーとして活動する。
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