
鳴門
丸亀
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レースコースの幅は130mと標準的な広さで、1マークのホーム側も42mと標準的な幅です。干満差があり潮位差は最大で2mほど。潮は2マークの後方から入ってきます。
バック側に防風壁、1マークの前方には防風ネットが設置されていますが、冬場の満潮に向かう時間帯の追い潮と向い風がぶつかると、2マーク近辺の水面が荒れます。そんな時は波乗り巧者やモーターパワーの強い選手を軸に据えることをおススメします。
対岸、スタンド側に捨て石が並んでいて、干潮時になれば捨て石が露出してきます。捨て石は人工の消波装置よりも効果があり、干潮時は走りやすい水面になります。基本的にはインが強いものの、スピードとパワー勝負になり、同体からの全速戦も決まってきます。
丸亀 2024年1着決まり手(%)
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 | 逃げ | まくり | まくり差し | 差し | 抜き |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1コース | 56.2 | 18.7 | 7.8 | 53.5 | ー | ー | ー | 2.6 |
2コース | 14.4 | 25.7 | 18.3 | ー | 3.2 | ー | 10.3 | 0.7 |
3コース | 12.2 | 21.1 | 19.3 | ー | 4 | 5.7 | 1.2 | 1.1 |
4コース | 9.6 | 16.5 | 22.9 | ー | 3.7 | 2.9 | 2.3 | 0.5 |
5コース | 5.8 | 11.7 | 16.6 | ー | 0.6 | 4.0 | 0.5 | 0.7 |
6コース | 1.8 | 6.5 | 15.2 | ー | 0.5 | 1.0 | 0.2 | 0.1 |
1マークはスタンド側に振っているため、ホーム側が42mと狭くも広くもない標準的な幅です。そのコース幅もあって、2024年のコース別1着率は1コース56.2%(全国11位)、2コース14.4%(同12位)、3コース12.2%(同12位)、4コース9.6%(同20位)、5コース5.8%(同13位)、6コース1.8%(同14位)と、全国的にみてもコース別1着率は真ん中のデータが多くなっています。
2024年の逃げ以外の決まり手は、差し14.5%、まくり差し13.6%、まくり11.9%と、向い風の多い水面ですが、差し、まくり差しが多くなっています。まくり差しの13.6%は全国で2番目の高さです。
企画レースは3つあります。6R「ナイタータイム~カチ勝ち6」は原則的に1、3、4号艇にA級、7R「ラッキーレース~穴ガチ7」は原則A級3名、進入固定レースの8R「ガチ勝゛ち8」は、原則1号艇にA1級、2、4号艇にA級を入れます。
6R、7Rは三つ巴戦が基本ですが、競り合いも多く、高配当が飛び出すことも珍しくありません。8Rは進入固定レースということもあり、2024年の1コース1着率は78.8%と1コースの信頼度が高くなっています。3連単の出目もA級3名で決着がつく1-2=4の的中率は27.0%と、約4回に1回はこの2点で決まっています。進入固定で人気が過剰に集中することもあり、3連単の払戻金は3桁配当が46.1%もありました。
2024年3連単配当分布
配当 | 出現率 |
---|---|
100~990円 | 19.1% |
1000~2990円 | 35.7% |
3000~4990円 | 14.2% |
5000~9990円 | 13.4% |
1万円以上 | 17.5% |
5万円以上 | 2.3% |
春先になると横風が吹きますが、これはバック側の防風壁がカットしてくれます。ただ、この時期は潮位の差が大きくなります。満潮時間になると水面全体がざわつきます。ざわついた水面でインから回ると流れ気味になるため、2コースや4コースなどから差して抜け出す展開も頭に入れておきましょう。
一方、干潮だと完全な静水面なので、スピードで攻める選手が台頭してきます。
夏場に気温が上がってくると、海風が吹くようになります。日中は強く、夕方になると収まります。日中の時間帯が満潮時に当たると水面が荒れます。海風はホーム向い風ですが、満潮時だとまくっても流れます。
しかし、干潮時間になると、ダッシュ勢の出番も出てきます。伸びをつける選手やスピードターンを得意としている選手に注目です。一方で実績のないモーターなど非力な選手が1号艇だとレースはもつれます。
風の影響はほとんどなく、干満がレースの流れを決めます。干潮時にはまくり、まくり差しが飛び出します。
新モーターの切り替え時期で機力相場が定まりません。ボートも新しくなって軽く、うまくモーター調整をできる選手が活躍します。海水レース場特有の序盤のモーター調整の難しさがあります。展示航走をチェックして直前気配の良い選手を軸にしましょう。
気配がつかみにくければ、オフィシャルサイトで公開されているオリジナル展示情報を確認したり、公式中継での元選手の解説なども参考にしてみてはどうでしょうか。
冬場の開催はホーム向い風が強く吹くようになります。防風ネットを設置していますが、競走水面全体をカバーすることはできません。満潮時になると、2マーク後方から入ってくる潮と風がぶつかって波が立ち、道中の逆転劇も多く見られます。水面が荒れるだけに内寄りの出番が多くなります。
干潮の時は乗りやすい水面ですが、満潮時は乗りづらくなります。潮の流れがあって集団フライングも多く、スタートが難しいレース場の印象です。初めてコースを主張してスロー進入をしたのが丸亀でしたが、なかなかスタートは決まりませんでした。
インの信頼度が増す8Rの進入固定レースで、しっかり当てたいところです。
●逃げは標準的。差し・まくり差しが決まりやすいナイター水面
●風・潮のコンディション確認が必須
●企画レースが個性的。傾向把握と展示データの活用が勝率アップのカギ!
●本命も穴も狙えるバランス型のレース場
●インターネット投票サービス「まるがめポイントクラブ」。登録は無料のポイントサイトで、舟券を購入するたびにポイントが貯まる。現金やご当地名産品など賞品ラインナップも多数。
〇瀬戸内海に面した海水のナイター場。幅130m、1マークのホーム側は42mと標準的な広さ
〇最大潮位差2m、潮は2マーク後方から流入
〇干潮時は捨て石が露出し、静水面になる。
●1コース勝率は全国11位(平均よりやや高い)
●まくり差しの決定率(13.6%)は全国2位
企画レースの傾向
レース | 特徴 | 1コース信頼度 |
---|---|---|
6R「カチ勝ち6」 | 1・3・4号艇に A級配置 | 接戦多く波乱含み |
7R「穴ガチ7」 | A級3名配置 | 高配当も多く狙い目 |
8R「ガチ勝゛ち8」 | 進入固定 1号艇にA1級 | 1着率78.8% 3連単1-2=4は出現率27.0% 配当は3桁が46.1%で 本命傾向 |
1984年宮城県生まれ。早稲田大学卒業後、北海道新聞記者を経て、2011年にボートレーサー(109期・埼玉支部)になる。2019年に引退し、現在はマンスリーBOAT RACE編集長となり、『ボートレース学習塾』の連載や『土屋幸宏ボートレース24場攻略ガイド』を出版。ボートレース場の公式YouTubeチャンネルにも出演し、“新聞記者&レーサー”としての経験を基に、ボートレースを分かりやすく伝えることをモットーとして活動する。
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