2位に甘んじること3回、ついに頂点を極めた毒島誠

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毒島誠石野貴之峰竜太、毒島誠、毒島誠、寺田祥、峰竜太、馬場貴也、峰竜太と来て馬場貴也。この名前の列挙は何か、最後の方で察しが付く方がおられるだろう。過去10年における獲得賞金2位の選手だ。

2位ではダメなんですか、と言った人もいたけれど、何事もトップを取らないことには名前は残らない。2位が懐かしいのは、日本のGDPぐらいか。ともかく昨年の毒島は、2位に甘んじること3度を経て、遂に頂点を極めたのだった。

その昨年は、獲得賞金1億円オーバーの選手が13名出た。二千年代初頭には及ばないにしても、これは00年の15名、03年の14名に次ぎ、98年、01年と同数である。ただし、2億円オーバーは毒島だけだった。そこへ行くと03年は3名もいた。2位ばかりでなく3位も十分に凄かった。

この年のトップは、この連載前々回で触れた田中信一郎である。賞金王決定戦2度目の制覇を果たすとともに、モーターボート記念でも優勝。その2年前に続いて、2度目の2億円レーサーに輝いた。