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バスケットボールが俄かに盛り上がって見えたのは、こちらの見識不足だろう。始まるまで沖縄でワールドカップが行われることも、パリ五輪の出場権が懸かっていることも知らなかった。で、9月の初めに「バスケやるじゃん」と思った人はなぜ多かったか。何せスピード感がある。
メジャーリーグが試合のスピードアップに努めているのは、人気で凌駕されているアメフト、バスケを意識してのことだというが、その中のひとつであるタイブレークは、サラサラヘアーの球児が躍動した高校野球でも、選手保護の観点を含めて当たり前になってきた。
何せネット配信のドラマを倍速で視る時代である。別に驚くことはない。早朝のエンゼルスの試合を録画して、あの選手の打席まで早送りするとか、ボートレースのリプレイはスタート時点まで飛ばすとか、こちらも大して変わらないことをしている。ただし、甲子園大会の中継で、試合の合間に過去の名勝負的なVTRを流していたが、その多くは延長戦だった。タイブレークのある現在においては、『松山商業と三沢高校』『智弁学園と星稜高校』のような熱戦は望めない。
重厚長大の思想が、ギャンブルスポーツにはあって、いまでも競輪やオートレースは、グレードやレースの価値が高まるにつれて、周回数が増える。そこからすれば予選も優勝戦も「1800m3周」は一定で、決着の早さが時勢にマッチしていると考えられるボートレースだが、昔の優勝戦は4周で、遥か昔は5周戦で行われていた。歴史に残る名勝負は、道中の接戦や逆転を通して作られてきた。印象的なレースは数々あるが、最初に書きたいのはSG競走ではない。37年前のGI競走だ。
【1986年・津34周年】
①今村豊(山口)11111111
②加藤峻二(埼玉)13541231
③瀬古修(三重)16443111
④石黒広行(愛知)23431322
⑤山本泰照(愛知)13114352
⑥新井敏司(栃木)1132242
このタイトルにおける前年覇者の加藤、2年前の優勝者であり地元を代表する瀬古が乗っていた。とはいえ、ここに至っての注目は一身に注がれていた。シリーズ最年少にして最少キャリアの今村が、圧倒的なスピードでレースを支配し、破竹の進撃を続けてきた。
しかし、ここ一番はベテランの巧みが際立った。一旦はタイトル連覇に形勢は傾いた。進入はインから③④⑥②①⑤。4カドに陣取った加藤にとって、3コース新井の先まくりはお誂え向きの展開だった。ジカ外の今村をギリギリまで張り出しながら、一気に差した。やむを得ず今村は外を回すしかない1マークになった。この時点では2位争いが焦点だった。
先行する加藤を追って、バック線は外に新井、内に今村で順走した。2マークで加藤に対して、一か八かのツケマイに出た新井を差して、今村は2番手を確保した。そして猛追が始まった。
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