賞金レコードのドラマ

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今年もこの季節がやって来た。スターレーサーの「稼ぎ高」が、年末までは第一に語られる。グランプリ36年の歴史の中で、様々な賞金に纏わるドラマを見てきたが、チャレンジカップが創設されてからは、選出の過程が鮮やかに、よりドラマチックになった。

1998年に始まったチャレンジカップが、グランプリ選出の最終関門と明記されたのは、2009年からで、それまでは基本的に11月末日を選出最終日としていた。そのためチャレンジカップが終わってからの数日間に、切実な賞金争いが展開されたこともある。

三嶌誠司5714万4500円
原田幸哉5697万7000円

2007年のボーダーライン上の攻防は、前者が後者を16万7500円上回って決着したのだが、期末にして期またぎの戦いは、前者が尼崎のモーターボート大賞、後者は常滑のダイヤモンドカップと2つに分かれた。ともに29日と30日の2日間が残されていた。

三嶌=2着、1着、1着
原田=1着、1着、4着

両者相譲らぬ2日間。原田が連勝発進すれば、三嶌はドリーム戦を6枠→3コースで2着と健闘、返す刀で2日目連勝。常滑12Rの待つ原田に先んじて、尼崎10Rでグランプリ出場を決定づけた。