ヤングダービースペシャル情報


【第1回 選考基準と主な選手】
ヤングダービーの出場選出基準をあらためて確認しておこう。それは「開催年の9月1日現在で30歳未満の選手のうち選考期間内(7月1日~6月30日)の勝率上位選手で、性別や級別は問わない」というシンプルなもの。ただし事故率0.40超の選手、および出走回数140走未満の選手は選出除外となる。また前年度優勝者とイースタン・ウエスタンヤング競走の優勝者には優先出場権が与えられる(第1回となる戸田大会には前年優勝者はいない)。このようにヤングダービーは基本となる選出基準が勝率なので、SGであるダービーの“若手バージョン”と考えていいだろう。

今年の9月1日で30歳になっていない選手は、およそ430名ほど。どんな選手がいるのかといえば、かなりの強豪も目につく。岡崎恭裕や篠崎元志、新田雄史らのSGタイトルホルダー、SGタイトルこそないものの主軸クラスの峰竜太、新鋭王座優勝歴のある篠崎仁志、茅原悠紀、松尾昂明、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの桐生順平ももちろん30歳以下だ。

しかも名を上げた選手のうち新田と峰以外は今年の9月どころか来年になってもまだヤングダービーの対象選手。登番の大きな選手ならまだしも、4200番台で94期の岡崎がまだ30歳になっていないなんて、今さらながらに非常に若くしてデビューしたことが思い出される。ちなみに今年の対象選手のうち最もキャリアが長い選手は宇野弥生と渡邊雄一郎で、ふたりとも90期だ。

宇野弥生が対象となっているように、ヤングダービーは女子選手も対象選手で、該当する選手は90名近い。およそ2割が女子ということになるが、実際の出場選手の2割が女子になるかといえば、さすがにそれは難しいか。出場してくるのはおそらく5~6名といったところだろう。
 


□マクールTOPへ