初参戦の76期トリオに注目!

4/7 22:52更新
毎年注目される“新人”たちの顔ぶれだが、今年は超豪華だ。今年は6人とやや少ないが、そのうち5人がSG覇者なのである。ちなみに一昨年は2人、昨年はひとりだった。

中でもがぜん目立つのが、76期トリオ、原田幸哉、魚谷智之、瓜生正義の参戦。3人合わせたSG獲得数は16、GIは47にもなる。このトリオの実績については、多くの説明は不要だろう。

さらに、この3人よりも選考期間勝率では上に立つのが守田俊介。ダービーV2が勲章だが、むしろ40歳を過ぎてからの活躍が著しい。さらに今回、最も登番が遅い赤岩善生も加わる。先日、異例の早さで2000勝を達成したばかりだ。

しかしマスターズチャンピオンの系譜をたどっていくと、意外と"最強新人"たちの出番は少ない。過去5年で、参加初年・45歳“新兵”の優出はたったひとりだけ(第19回の野添貴裕)。2年目以降の先輩たちは手ごわいのだ。

選考勝率3位の松井繁は2年連続優出中。昨年は準Vだった。彼にとって『どうしても欲しい』タイトルではないにしても、やはり一度は覇者の列に名前を載せたい思いは秘めているに違いない。

同じく選考勝率4位の上平真二も昨年優出。これまで記念に無縁できたが、かつての万谷章や田中伸二のように、ここで初めてのGI獲得となっても誰も驚かない。

歴代のこのレースの覇者は、西島義則、江口晃生ら6人が参戦する。最古参となった西島だが、こちらも昨年の優出組。江口も高勝率をキープ。村田修次は昨年制覇以降も好調で、まだ誰も達成したことのない当レース連覇を目指す。

吉川元浩はこのレースには3回出場して一昨年の準Vが最高で、予選落ち・準優止まりが各1回と相性は微妙。ただし後述するように、最近の下関実績は上々だ。
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