旬レーサー 平高奈菜(香川・34歳)

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SGでは5号艇から高配当絡み

これまでSGに出場したのは17回あります。一番多いのがオールスター(笹川賞)の8回です。SG成績は、146走して1着は17回、勝率は5.86です。通算勝率が6.48なので、SGに入ると苦戦していることがデータからわかります。昨年の若松で開催されたオールスターの成績は、⑤③⑤⑤③③④③でした。

最近のSGで1着を取るのは1コースに限定されています。SGでたまに組まれるオール女子戦では1着が取れていません。高配当に絡むのは5号艇の時です。まくりよりもまくり差しの方が多い選手なので、5コースからでも上位着が取れるということです。女子戦に限らず、平高がまくりで勝つシーンはほとんどありません。

SGでも落ち着いて走れる

「ドリーム戦は"いつか乗ってみたいな"って気持ちはあったけど、まさか本当に出られるとは思っていなかったし光栄です。今年は自分にしては珍しくスロースタートって感じ。リズムがちょっと良くないし(結果が出るまで)時間がかかるかなと思っていたので、4月の三国ヴィーナスシリーズで優勝できるとは思っていませんでした。最近はエンジンの引きも良くないけど、プロペラの調子が良くない。直線は下がらないけど、ターンがしっくりこなくて困っている感じ。まあいろいろ考えてやっています。

オールスターは2020年の第47回大会(住之江)で初めてSGで予選突破ができました。準優は6着だったけど、あのときと今では経験値が違うし落ち着いて走れると思う。いつも通りですが、チャンスがあればつかみたいし投票してくれたファンの方の期待に応えたいと思っています」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…21回 まくり…2回 まくり差し…5回 差し…7回 抜き…4回

※出場予定…宮島・SGオールスター=5月24日~29日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。