ボートレースの勢力分野は変わる

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突出した選手不在で、混戦ムードが続く

2022年後期の適用級別が決まりました。勝率No.1は毒島誠の8.20です。初の勝率1位になりました。女子は田口節子が7.99で初の1位です。男子は野中和夫の9.53が最高勝率、女子はこれまで山川美由紀、横西奏恵、平山智加が8点台をマークしています。それと比較すると全体に低調だったということになります。峰がペナルティーで欠場したこともあり、全体の流れは「混戦」です。

突出した選手がいないとモーター抽選次第でシリーズの流れが変わります。シリーズに入ってからの選手コメントなどに注目する必要があります。GW開催でも「舟足は普通です」とコメントしていたSG級の選手が簡単に負けていました。1コースに入っても勝てないレースもありました。選手の名前に被るようなレースでは、高配当が飛び出す確率が高くなります。

地区別の勝率では、1位にベテランが目立ちます。経験値が求められるモーター整備だけに、なかなか若い選手がのし上がるのは難しいようです。低出力モーターになってターンスピードが落ちたのも、ベテラン復活を後押ししています。

●関東地区

順位 選手名 支部 勝率

1 毒島  誠 群馬 8.20

2 桐生 順平 埼玉 8.12

3 土屋 智則 群馬 7.68

4 関  浩哉 群馬 7.62

5 福来  剛 東京 7.51

●東海地区

順位 選手名 支部 勝率

1 池田 浩二 愛知 7.97

2 新田 雄史 三重 7.91

3 仲口 博崇 愛知 7.52

4 本多 宏和 愛知 7.44

5 河合 佑樹 静岡 7.40

●近畿地区

順位 選手名 支部 勝率

1 今垣光太郎 福井 7.74

2 馬場 貴也 滋賀 7.68

3 藤山 翔大 大阪 7.51

4 魚谷 智之 兵庫 7.47

5 上條 暢嵩 大阪 7.45

●四国地区

順位 選手名 支部 勝率

1 島村 隆幸 徳島 7.34

2 林  美憲 徳島 7.32

3 平高 奈菜 香川 7.19

4 田村 隆信 徳島 6.99

5 森高 一真 香川 6.99

●中国地区

順位 選手名 支部 勝率

1 田口 節子 岡山 7.99

2 山口  剛 広島 7.88

3 白井 英治 山口 7.75

4 前本 泰和 広島 7.75

5 大上 卓人 広島 7.70

●九州地区

順位 選手名 支部 勝率

1 前田 将太 福岡 7.90

2 山田 康二 佐賀 7.78

3 羽野 直也 福岡 7.68

4 石倉 洋行 福岡 7.75

5 瓜生 正義 福岡 7.54

●女子選手

順位 選手名 支部 勝率

1 田口 節子 岡山 7.99

2 平高 奈菜 香川 7.19

3 落合 直子 大阪 7.16

4 寺田 千恵 岡山 7.03

5 遠藤 エミ 滋賀 6.99

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。