モーターを出す選手は1年毎に変わる

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グランプリに出場した選手でも、近況勝率を調べると6点台に落ちている選手がいます。強いと思っていた選手が、知らぬうちに弱い選手になっているのです。理由は「モーターが出せなくなった」からです。

何年も走っているのに、どうしてモーターが出せなくなるのか疑問ですが、答えは簡単です。モーターを出せなくなったのではなく、他の選手がモーター出すようになったからです。

菅章哉藤山翔大が超伸び型で活躍するまでは、出足型に仕上げるのが主流でした。しかし、今ではチルトを上げる選手も増えて簡単には勝てなくなってきました。菅は5点台、藤山はGIに行くと一発屋の評価です。

ヤマト331型は7年も使っています。プロペラの形が同じになれば、アドバンテージはなくなります。みんなと違う形を探して、結果を出した選手がしばらくの間勝ち続けるだけのことです。選手相場はつねに変わるものだと考えてください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。