旬レーサー 田村 隆信(徳島・44歳)

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4028田村 隆信(徳島・44歳)

3コースからのまくり差しに切れ味

4000番台で最初のGI優勝者です。優勝したときは「すべてのタイトルを僕が4000番台最初の選手として獲りたい」とコメントしていました。ボートの選手になったのは、安岐真人が地元のSGで優勝したシーンに感動して、「自分もあんなステージに立って表彰されたい」と思ったからだそうです。アマチュアモーターボートの経験もあって本栖養成所の頃から、同期の一歩前に行く存在でした。

足の指先の感覚でボートを操る技術を持っており、それがスピードの乗ったまくり差しを支えています。どちらかと言えば、体重のある選手なので、レース場入りした時の体重をチェックすれば、気持ちが入っているかどうかわかります。スピードの乗った攻めができる3コースは、舟券から外せません。1コースを上回る3連対率を残しているので、必ず舟券に絡めてください。

今年の目標は地元開催のチャレンジC出場

「戸田は去年2月の周年で初日から3連勝することができて、準優には乗れるかなと思っていたら新型コロナの影響で開催中止。残念だったけど、まあ仕方がないし、それに優勝戦1号艇とかで中止になったら『うわ?』って思うけど、まだ予選も終わっていなかったから。全然ダメージもありませんでした。ただ、今年1月の戸田周年はあっせんが入るかなと思っていたら、入らなかった(苦笑)。

水面的にはどのコースからでも勝つチャンスがある反面、イン以外でもちょっとシビアに行かないと着を獲れないレース場だなと思っています。

今年は地元の鳴門でSGチャレンジCがあるので、そこだけは絶対出たいと思っています。簡単ではないけど、諦めるわけにはいきません。次にいつ地元SGがあるかわからないし、本当に今回が最後のつもりで…、と考えています。僕自身の年齢を考えても、次の開催まで待てません。

ここまでのGIでは、賞典レースに乗って賞金を増やす走りはできているし、チャレンジCに出場するだけならGIを1つ優勝できれば行けると思う。なので大きいところで結果を出したいですね。戸田でも優勝を目指して走りたいと思います」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…23回

まくり…4回

まくり差し…7回

差し…2回

抜き…4回

※出場予定…GI戸田周年=4月13日~18日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。