旬レーサー 坂口 周(三重・44歳)

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3984坂口 周(三重・44歳)

JR貨物の職員からボートの選手になりました。三重県立宇治山田商業高等学校時代は陸上競技部で、1年後輩にはオリンピックで金メダルを獲った野口みずきさんがいました。デビュー当時から三重を代表する選手になると期待されていした。

最近は「ボートレース坂口ch」でYouTubeの方にも力を入れており、お客さんからの質問に答える形で、レースのことを解説しています。3月末にアップしたのは「スタート プロと素人」では、スタートのやり方などをわかりやすく解説しています。コンマ10~15を全速で行くのが理想で、0台だと1マークで動揺してしまうといった話もあり、スタートを見る上で参考になります。

レースの方は、本人のコメントにあるように調子は良くありません。Youtubeで自ら語っていますが、「思い切りがなくなって、1マークで差しに構えるレースが増えている」そうです。カドを取っても1着は少なく、2、3着が目立っています。舟券の方はイン以外では展開次第といった買い方が必要です。

プロペラに正解で見つからない

「最近の調子は良くないというか、どっちかというと悪いほうですね(苦笑)。原因は『今はこのプロペラで戦おう』っていう基準の形がないから。昔は伸びに寄せた形で伸びていたんですが、今はベースになる形がないというか、正解が出ていません。

去年ぐらいから駄目になってきて、伸びなくなってきました。いろいろ試してはいるんですが、あまり良くなくて…。ピット離れとか問題があるし、それで無難な形で戦う感じになってしまっています。もちろん、伸び寄りの調整は諦めてはいないし、今もプロペラゲージを作って持って行くんですが、なかなかバチッと合わない。そこが目下の悩みです(苦笑)。

今期はA1級の勝負駆け。ただ自分ではもっと悪い数字かなと思っていたので、逆に勝率がこんなにあるんやっていう気持ちです。でも勝率のことばかり考え過ぎると、今期2本目のスタート事故をする可能性があるし、普段通り目の前の一走、一走に集中して走りたいと思います。

蒲郡は“水が合う”と言うか相性がすごく良いなと思っています。スタートは無理できないけど、道中とかで勝負がしたいですね。少しでも良い結果が残せるよう一生懸命走ります」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヵ月)

逃げ…19回 まくり…2回 まくり差し…3回 差し…3回 抜き…1回

※出場予定…GI蒲郡周年=4月10日~15日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。