決まりそうで決まらない大本命

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

決まりそうで決まらない大本命

マンスリーBOATの土屋編集長が面白いデータを教えてくれました。「3連単で300円未満の配当が決まる確率は何%だと思いますか」という問題を出してきました。大本命のレースなので、50%を超えるのではと思われがちですが、実際はかなり低い数字だそうです。30%を下回るというデータが出ています。1着、2着は大本命でも3着が微妙に崩れるのです。確かに大本命のレースを見ていると、3着に人気薄が来ることがあります。1着と2着がほぼ決まるようなレースでは、その二人をマークしようとして競り合いが起きるのです。その結果、マークできないような位置にいる選手が差して3着に食い込みます。チケットショップなどで仕事をしていると、簡単には1番人気では収まらないことを感じます。デビューしたばかりの新人が6枠にいるようなレースは3着を流す必要はありませんが、一般戦なら3着は流しておいた方が良いでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。