旬レーサー 池田浩二(愛知・43歳)

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ウィーリーのフォームで好不調がわかるく

「水上のブルーインパルス」という異名が似合うのが池田浩二です。瓜生正義、今坂勝広がやっていたウィリーターンを進化させて、ウィリーモンキーを完成させました。自分のものにするまで1年間もかかったそうです。ターンの後半部でボートの舳先を上げて、水の抵抗を減らします。水の抵抗は空気抵抗の800倍もあるので、ボートが接水面積が減るだけで抵抗が少なくなります。それでターン直後の直線に向いた時の加速が他の選手よりも良くなります。池田の言葉を借りれば、出足のないモーターだと、ウィリーをしたときに舳先が上がらない。ターンの後の押す力が必要とのことです。池田のモーターが仕上がっているかどうかの目安になります。周回展示などで、その点を注意して見れば、池田の好不調が読めるでしょう。

地元開催のダービーで優勝したい

「去年は2年ぶりにグランプリに出られたんですが、トライアル1stの1回戦で転覆失格になったし、結果通り良くなかったですね。去年はF休みが多かったけど、津地区選の準優でFを切ったペナルティーを終えて、GIに復帰した9月の鳴門周年で優勝したり、1年間を通してみれば、結果的にGIを2つ勝てたし、内容は良かったんですけどね。ただ今年も先月の常滑地区選の優勝戦でFを切って、またGIを棒に振ってしまって…(4月蒲郡周年の後 30日間のF休み。その後6ヶ月間GI・GⅡ選出除外。SGは出場可能)。調整面に関しては気温とかも違うから、1ヶ月前に走ったってことは関係ないし、引いたモーター次第になると思う。また気持ちを切り替えて臨みたいですね。今年の目標はやっぱり、常滑で10月に開催されるダービー出場ですね。地元のSGなのでそこは出たいし、インパクトのあるレースがしたいと思っています。SGを勝てるならどこのレース場でも嬉しいけど、それが常滑だったら最高だと思います。常滑は思い入れが強いし、今回の周年でも頑張りたいです」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…23回 まくり…1回 まくり差し…6回 差し…6回 抜き…2回

※出場予定…GI常滑周年=3月25日~30日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。