旬レーサー 大橋栄里佳(福岡・40歳)

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4224大橋栄里佳(福岡・40歳)

女子戦が周年記念などのGIに負けない売上を記録しています。今年1月の大村女子戦は、6日開催で節間92億円を売り上げました。現在、女子選手は241名います。全体の15%まで増えています。SG、GIの裏開催として毎週どこかで女子戦が行われています。人気の秘密は「わかりやすさ」のようです。選手それぞれの役割のようなものがあり、展開が読みやすいというのが一番の理由です。ここでピックアップした大橋も「わかりやすい」選手の一人です。

大橋の特徴はまくりが主体の走りです。直前の戸田では、準優で3コースからまくって1着を取りました。3連単で8680円と中穴でした。大橋のような存在が女子戦の舟券作戦にとって重要なのは、思考の軸になってくれるからです。まくりが主体ということは、隣のコースの存在が高配当絡みを演出してくれます。大橋が1コースを潰す役目を果たしてくれるので、高配当が飛び出しやすくなるのです。

引いたモーターで両極端な成績になる

「前期は勝率5.47を残して、初めてA級に上がれました。結構モーターの引きが良くて出ている時が多かったし、以前と比べるとインで少し成績を残せるようになったのも、勝率が上がった要因の一つだと思います。ただ、乗りやすい時は、着順が獲れているけど、駄目なときはとことん駄目。調整力がないなって思います(苦笑)

これまで優勝戦には8回乗っているんですが、去年は3月の若松一般戦と2月福岡QCシリーズで優出することができました。実は1回、カウントされていない"幻の優勝戦"があるんですけどね(8月の芦屋ヴィーナスSは最終日が開催中止)。繰り上がり出場だったQCシリーズの時は、足も乗り心地も良かったです。モーターが出ていたり、乗り心地が良ければ、あの舞台でも戦えるんだって思いました」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…11回 まくり…6回 まくり差し…3回 差し…4回 抜き…1回

※出場予定…津ヴィーナスS=3月20日~25日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。