スタートの遅い2コースに出番なし

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事故防止の観点からルールが年々厳しくなっています。絞りまくりで事故艇が出るとすぐに妨害失格です。不満を表に出す選手がいるほどです。絞りまくりだけでなく、外への張り出しにも同じです。スタートをしてから1マークが近づくまで直進しなさいというのが今のルールです。ルールが適用されると、当然のように有利になる選手と不利な選手が出てきます。ここ数年、ルールで割りを食っているのがコースです。「1逃げて、2が差して、3が全速」というのが最近の1マークの展開パターンです。横一戦のスタートなら2コースが差して2着に残すことができますが、スタートが遅いと3コースの全速に飲まれてしまいます。引き波の中であえいでいる内に、他の選手に差され、まくられ着外落ちです。

最近6ヶ月の全国成績で、1-2で決まるレースは18.5%です。1-2で勝負するには、やや厳しい数字です。1-2の舟券を買うときは必ず2コースのスタートタイミングをチェックしましょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。