大村周年の初日は高配当ラッシュか

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大村ボートは12月にミッドナイトレース、年始にオールレディースを開催しました。ミッドナイトでは伸び型仕上げの水摩敦が走っていたこともあって、同県の若手が伸び型に挑戦しようとチルトを上げて走っていました。その影響を受けた他府県の同期生もチルトを上げて走るようになりました。

伸び型の基本は、プロペラのピッチ(1回転したときに進む距離)を大きくすることです。出足型と違う形にプロペラを叩き直します。これが継承されると、そのモーターは伸び型としてそれなりの結果を残すようになります。ところが年始に開催された女子戦で、また違った動きになってきました。女子は男子より5kgも軽いので、男子よりも回転を押さえるようなプロペラにします。

年末から年始にかけて大村のモーターは、大きな変化を二度も経験しているのです。大村周年で走るトップ級の選手はプロペラの形が違うので、それを自分の形にするのに多少時間がかかるのです。初日はその修正に時間を取られるので、期待した選手が期待したほどの成績をあげられないかもしれません。初日は高配当ラッシュを想定しておいてください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。