旬レーサー 今泉友吾(東京・32歳)

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ダッシュ戦なら3着受け

デビュー戦からのスタート無事故記録は、渡辺浩司の1384走でしたが、この記録を今泉が破っています。2021年1月江戸川で1815走目に初めてフライングをしました。現役でこの記録を破る選手は出てこないでしょう。

今泉の着順傾向は、スロー発進だと差しからバック伸ばして1着獲りです。

ダッシュに回るとスタートを行かないので3着受けが正解のようです。意外なのが「抜き」の1着がないことです。コーナー勝負に持ち込むものの、航跡のないところを走っている1着選手を抜き去ることは難しいようです。それが3着数の多さに繋がってます。決まり手でまくりの1着もありません。

Fをしてからスタートの精度を上げようしている

「去年は一昨年と比べて成績面ではあまり変化がない1年でしたね。ただ1月の江戸川で初めてFを切ってしまったんですが、デビュー以降ずっと無事故で走ってきて、"Fは切れない"と何かに縛られている感じが強かったので、肩の荷が下りたというか気持ちはだいぶ楽になりました。

自分はスタートが遅い分、勝率を取るためには道中で勝負するしかないと思って、そっちのほうで頑張ってきました。まあそれでも自分に一番足りないのはスタート力だと思うので、Fを切ってからは少しでも精度を上げようと、いろいろな人にアドバイスをもらいながら試行錯誤しています。

プロペラの調整は冬よりも夏のほうが苦手。自分は回して乗るタイプなので回り足重視の調整で、勝手に直線も来る冬場のほうがバランス良く仕上げることができます。またこれからも師匠の村田修次さんに、アドバイスをもらいながら勉強していきます」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…9回 まくり…0回 まくり差し…4回 差し…8回 抜き…0回

※出場予定…江戸川=1月2日~7日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。