万穴よりも中穴の方が取りにくい

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3連単の配当が1万円を超えると万穴、1万円未満で5千円くらいまでを中穴と呼んでいます。1コースが着外に落ちれば、ほぼ万穴になります。A級の1コースでも、モーターが出ない、スタートが行けない、1マークで競り合いが起きそうといったレース探していけば、何レースかに1回は万穴を的中させることができます。ブレない予想をしていれば、向こうの方から的中が寄って来ます。

難しいのは中穴です。A級が3着までに絡むのですが、少しズレてしまいます。1着で買えば2着になり、2着で受ければ接戦で3着に落ちる、1着に来ても3着に人気薄といったように、ほんの少しだけズレるのです。ストレスが溜まります。点数を広げれば的中することがわかっていても、まともに入ると儲けがほとんどありません。それでは舟券を買う価値がありません。対処の仕方はあるようでないものです。何レースか続けて中穴が出る日は、我慢するしかないでしよう。無理をして舟券を買うと、すべてについて疑い深くなるだけです。

桧村賢一（コラムニスト）

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」（サンケイブック）「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。