期末の舟券-1

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高額年収を保証されるA1級

ボートレースの級別審査は、毎年5月~10月、11月~翌年4月の年2回です。4段階の級別を決定します。最上級はA1級で、月間の稼働日数、高額賞金レースの参加資格などが与えられるボート選手のエリートです。選手はプロである以上、A1級を目指して走ります。10月は級別審査の最終月になるので、ボーダー上の選手は勝負駆けに出ます。舟券作戦の重要なポイントです。毎期約80名がA1級から降級します。その分、昇級する選手もいるわけで、降級か昇級かの見極めが大切になります。

A1級だけが勝負駆けではない

新人選手でも勝率2.00以上をマークするとB1級になれる可能性があります。B2級だと平均年収は500万円に対して、B1級だと1100万円と跳ね上がります。月間の稼働日数が違うからです。勝負駆けはA1級だけとはかぎりません。

4期通算勝率が3.80未満だと選手会から退会勧告を受け、引退というルールがあります。これに抵触しそうなベテランが、生き残りを懸けて頑張りを見せるのも期末勝負駆けの特徴です。ひまひまデータさんが詳しく載せているので、参考にしてください。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。