必ず絡むは誰でも言える

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予想をするときに舟券の軸になる選手を決めることが大切です。お客さんの中には、フォーカスを言わずに「必ず絡む」と言う人がいます。レースが終わってみると「絡みます」と言った選手が3着までに入っています。その人は「やはり絡んだだろ」と自慢します。解説者の中にもフォーカスを出さずに、「この選手は負けないでしょう」と言う人もいます。

負けないのは、1着ではなく、大敗しないという意味です。そんな解説者に限って断定的な物言いはしません。レースが終わると「素晴らしいレースでした」でまとめます。しかし、「必ず絡む」「負けないでしょう」には幅がありすぎます。「負けないでしょう」は「誰に」が抜けています。「絡む」は3着までに絡むという意味で、3連単の組み合わせは60通りもあるのです。言葉のトリックに騙されないようにしましょう。こうしたあいまいな解説や予想をする人は、他の人が舟券で負けても、自分だけは傷つきたくないと思っているからです。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。