立ち遅れ想定は予見できず

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終わったレースの解説は簡単ですが、レースが始まる前の解説は簡単ではありせん。強気に断定するか、外れたときも考えて予防線を張っておくかです。強気に断定すると、外れたときにダメージは大きくなります。予防線を張りすぎると、予想が的中したとしても、誰も解説どおりに舟券を買っていません。

どちらのケースでもメリットとデメリットもありますが、最近多いのがスタートの立ち遅れです。フライングを持っているので、合わせ気味のスタートになったというのなら理解できますが、立ち遅れ具合が半端ではないのです。特に気温が上がった最近のレースで目立ちます。湿気対策から真夏日対策への移行がスムーズに行っていないからです。何コースの選手がどの程度遅れるか読めないレースが突然やってくるので、舟券を絞るのは危険です。絞るとすれば、気温の下がるナイターの方でしょう。

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桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。