ドリーム戦と優勝戦が驚異のシンクロ

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7月23日、大村で行われた優勝戦の出場選手は1号艇から、田頭実市橋卓士秋山広一海野康志郎菅章哉安河内将。秋山を除く5選手がA1級で、好メンバーが勝ち上がった。

この節を初日から見てきたファンなら、優出メンバーを見て「おや!?」と思ったかもしれない。なんとドリーム戦とほぼ同じ選手で、同じ枠番になったからだ。

ドリーム戦のメンバーは1号艇から、田頭、市橋、片岡雅裕、海野、菅、安河内で、3号艇の片岡が優出できなかったところへ同県の先輩である秋山が入った。それ以外は選手も枠番も完全に一致した。

さらにレース結果もかなりのシンクロを見せた。ドリーム戦は市橋にピット離れでインを奪われた田頭が2コースから"意地"のまくり。その間隙を片岡がまくり差して突き抜け、3-1決着。3着は菅。

優勝戦は今度は田頭がしっかりインを確保したが、超抜パワーの秋山がまくり差しで田頭の懐を捕らえた。直線で完全に艇を並べ、2マークを先取りした秋山に軍配。田頭はまたしても悔しい2着で、3-1決着。3着は海野だった。

勝ち上がりシステムは、予選2日間の準優制。予選ベスト3は田頭、片岡、海野だったが、逃げ切ったのは田頭だけ。2連単では「2-1」「2-3」「1-5」と決して順当とは言えないが、その結果の顔ぶれはドリーム戦と奇跡的なシンクロを果たした。

その節の主力が集まるドリーム戦だが、6人全員が優勝戦まで勝ち上がることは意外と多くない。ましてや艇番まで同じということはほとんどありえないし、結果(2連単)まで同じというのは相当な奇跡だろう。ファンとしては、あとは自身の舟券に結びつけるだけだが、そうは問屋が卸してくれないのは、ボートレースの難しさか…。