王道を外した優出者に優勝なし

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

今年のSGはクラシックが石野貴之、オールスターが峰竜太、グラチャンが前本泰和が優勝しています。すべて1コースからの逃げで決着がついています。SGの優勝戦というので、選手心理を読んだり、いろいろな展開を考えたくなりますが、結果は1号艇で1コースを取った選手が勝つだけです。これは優勝戦に限定した3連単の配当ですが、過去1年間のSGで1-2-3だけを買っておけば、回収率が160%もあります。

一般戦でも1-2-3、1-3-2、1-2-4の回収率が100%を超えているレース場がたくさんあります。自分の中で都合の良いレースを考えても時間の無駄なのです。かつてのように優勝戦の枠番を抽選で決めていた時代なら、不確定要素がたくさんありました。今は好成績を残した選手が優勝戦1号艇です。1コースからの逃げを予選、準優で経験しているので、スタートさえ間違わなければ優勝できます。これがSG優勝の王道です。この王道を外した選手がいれば、優勝なしと思っても良いでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。