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「日本には四季があるが、ボートの選手には五季がある」と、ベテラン選手から教えてもらったことがあります。季節に合わせて服装を変えるように、プロペラの形も変えていきます。気圧、気温、湿度によってモーターの出方が違うからです。以前にも紹介しましたが、飛行機の離陸のときに必要な滑走距離は、ジャンボ機(現在は生産中止)だと冬と夏では最大400mも違っていました。ボートレースのモーターも同じです。湿度の高い梅雨どきはモーターの出力が上がらないので、プロペラの水の抵抗を減らすような形に叩き直します。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。