安い4-5-6は滅多に来ない

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2020年10月に今村豊が引退しました。そのときの記者会見で、「ボートの世界は何もかも変わった」とコメントしていました。ここまで1コースが強くなるとは考えてもいなかったでしょう。たまたま1993年のファン手帳があったので、24場のコース別成績を調べたところ、1コース1着率が30%を超えていたのは、江戸川と常滑の2場だけでした。ほかはすべて20%台です。4コースだと、徳山が22.2%で1コースよりも4コースの方が1着率が高めでした。下関も21.4%もありました。その当時はカドから舟券を組み立てるのが主流でした。3連単はまだやっていなかったので、2連単で4=5を買っていた人が多かったと記憶しています。

今は戸田を除けば4コースの1着率は当時の半分です。4コースが攻めることができないので、4=5はなかなか成立しません。たまに4-5-6のオッズが安いときがありますが、滅多に来ません。来るとすれば、4-5=1の方です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。