旬レーサー 4504 前田将太(福岡・33歳)

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4コースは不振、5コースで高配当に貢献

負けることで高配当を提供する選手として注目されたことがあります。カド4コースからの成績が悪すぎます。最近6ヶ月で4コースに25回入り、1着はわずか2回しかありません。2コースの成績も振るいません。GIタイトルがまだ取れていないのも、こんなところにあるのかもしれません。

先に選手になった兄から視力矯正の費用を出してもらい、ボートの選手になったことでも話題になりました。今は兄よりもずっと先を走っています。ただ、あと一歩が足りません。体重のせいもあります。

それでも前田を評価したい点があります。それは5コースに入ったときのレースです。6コースも好成績を残します。まくることありませんが、まくり差しで抜け出して高配当に貢献します。

トレーニングを再開して気持ちも充実

「前期の途中までは、リズムが良かったけど、今年1月の福岡で久しぶりにフライングを切って、そこからリズムを崩してしまった。1年ぐらい切っていなかったから、F持ちに慣れていかったというか…。それもあって“このままではいけない”と。新型コロナウイルスの影響で休んでいたトレーニングを再開して、気持ちも新たに頑張っています。最近はGIの斡旋が少し減ってきているけど、焦りとかはありません。ただ賞金的にはGIとかを走った方が良いですよね。若いときにたくさん呼んでもらって、そのときにタイトルを獲れなかった。タイトルはもちろん獲りたいけど、僕以上に周りの人の方が“僕に獲ってくれ”という気持ちが大きい。若い頃から“次は、次は”と言われ続けてきて、最近はもう言われなくなってきたけど、チャンスが来たらちゃんと獲るという強い気持ちを持って頑張りたいです。福岡はなぜか大きなレースでは良いモーターを引けないけど、チャンスは福岡が一番あるとずっと思っている。それにGIで優勝できるならどこでも嬉しいけど、福岡がやっぱり別格です。地元だし、チャンスはあると思うので頑張ります」

(マンスリーBOATRACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…24回 まくり…2回 まくり差し…6回 差し…4回 抜き…4回

※出場予定…GI福岡周年=6月6日~11日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。