甲子園では東京が幅を利かす?

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7月6日から丸亀で開催される第3回全国ボートレース甲子園の出場選手が発表された。出場選手は全国47都道府県出身の選手が各ひとりと、施行者希望選手。都道府県の代表選手は出身選手のうち勝率上位5選手から、SGなどにおける成績を勘案して選出される。

高校野球の甲子園と同じく、各選手は郷里を代表して闘う。ファンの側も自分の出身地の選手に肩入れしやすいという意味では、舟券とは別の楽しみもあるレースだ。今回でまだ3回目の新しいGⅡながら、早くもその趣旨は浸透しているのではないだろうか。

ただ、ボートレーサーは、やはりレース場がある地域の出身が多いため、出身レーサーが少ない県も多い。県によっては毎回出場選手が同じになるのは致し方ないところ。過去3回とも同じ選手が選ばれた県は20県にのぼる。

また、過去2回は同じ選手が選出されたが今回は別の選手となったのは11県。たとえば大阪府は前回までは石野貴之が選出されていたが、今回は松井繁。福岡も瓜生正義から篠崎仁志に変わった。出身選手が豊富な県は、ビッグネームでもなかなか出場が難しいわけだ。

和歌山は前回まで立具敬司が選ばれていたが現在はB2級、和歌山のもうひとりの出身選手である池田なな(127期)もB2級のため、同地区の馬場貴也が変わって選出されている。

このレースにはもうひとつ特徴がある。それは東京支部の選手が多いこと。東京支部は支部の大きさの割にはグレードレースに出場する選手が多くない。ところが今大会には8人が出場、前回はなんと10人、第1回大会も9人が出場している。

逆に山口支部や三重支部、兵庫支部は、3大会とも出場はひとりだけ。地元出身の選手ばかりが所属している支部だと、必然的に出場人数は少なくなる。強い選手でも地元を代表して走れないのは、少しばかり寂しいかも。

第3回全国ボートレース甲子園出場予定選手

都道府県 選手 支部

北海道 門間 雄大 東京

青森 鹿島 敏弘 群馬

岩手 菊地 孝平 静岡

宮城 佐竹 友樹 埼玉

秋田 高橋 直哉 東京

山形 多田 有佑 東京

福島 桐生 順平 埼玉

茨城 向後 龍一 埼玉

栃木 金子 拓矢 群馬

群馬 毒島 誠 群馬

埼玉 須藤 博倫 埼玉

千葉 石渡 鉄兵 東京

東京 村田 修次 東京

神奈川 長田 頼宗 東京

新潟 金子 和之 埼玉

山梨 小林 泰 東京

長野 飯山 泰 東京

岐阜 野中 一平 愛知

静岡 深谷 知博 静岡

愛知 平本 真之 愛知

三重 新田 雄史 三重

富山 中山 将太 福井

石川 今垣光太郎 福井

福井 萩原 秀人 福井

滋賀 吉川 昭男 滋賀

京都 守田 俊介 滋賀

大阪 松井 繁 大阪

兵庫 吉川 元浩 兵庫

奈良 太田 和美 大阪

和歌山 馬場 貴也 滋賀

徳島 市橋 卓士 徳島

香川 平山 智加 香川

愛媛 平高 奈菜 香川

高知 片岡 雅裕 香川

鳥取 村岡 賢人 岡山

島根 西島 義則 広島

岡山 茅原 悠紀 岡山

広島 前本 泰和 広島

山口 白井 英治 山口

福岡 篠崎 仁志 福岡

佐賀 峰 竜太 佐賀

長崎 桑原 悠 長崎

熊本 東 健介 岡山

大分 益田 啓司 福岡

宮崎 池永 太 福岡

鹿児島 藤崎小百合 福岡

沖縄 前川 守嗣 福岡

施行者希望

久田 敏之	群馬

原田 幸哉	長崎

湯川 浩司	大阪

山口  剛	        広島

深川 真二	佐賀