2021年後期適用の各地区勝率 大阪、福岡支部が地盤沈下

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

トップ勢力が変わる予感

2021年後期適用級別の勝率1位は峰竜太になりました。6期連続勝率1位は記録です。しかし、前期の峰の勝率は8.90でした。集団フライングがあったにせよ、勝率ダウンです。峰を抜く選手がいなかったということは、全体に強さをアピールし続ける選手が減ったということになります。実力接近と言える現象です。

勝つべき選手が勝てない状況もあって、超高配当も毎日のように飛び出しています。今年のGWの優勝戦は、SGで活躍している選手が優勝する一方で、3連単18万円の超万穴が飛び出しています。モーターの裏付けがあって初めて強い選手が強さを発揮出来るという点を再確認しておきましょう。

実力接近になった背景は、プロペラゲージの進化です。プロペラ調整のベースになる、レベルの高いプロペラゲージが市販され、その情報交換が盛んになるにしたがって、モーター差が縮まっています。名前だけでは勝てない状況が生まれています。

地区別に見ると、九州地区がやや高めですが、突出しているほどではありません。支部別だと、これまで上位を独占していた大阪支部と福岡支部が地盤沈下気味です。

●関東地区

順位 選手 勝率

1 桐生順平(埼玉) 8.03

2 毒島誠(群馬) 7.96

3 濱野谷憲吾(東京) 7.47

4 江口晃生(群馬) 7.40

5 石渡鉄兵(千葉) 7.36

●東海地区

1 池田浩二(愛知) 7.97

2 井口佳典(三重) 7.90

3 新田雄史(三重) 7.59

4 平本真之(愛知) 7.42

5 赤岩善生(愛知) 7.35

●近畿地区

1 馬場貴也(滋賀) 7.79

2 鎌倉涼(大阪) 7.67

3 中島孝平(福井) 7.58

4 遠藤エミ(滋賀) 7.52

5 丸野一樹(滋賀) 7.42

●四国地区

1 興津藍(徳島) 7.92

2 林美憲(徳島) 7.33

3 森高一真(香川) 7.22

4 田村隆信(徳島) 7.16

5 山田祐也(徳島) 7.13

●中国地区

1 前本泰和(広島) 8.10

2 白井英治(山口) 7.79

3 寺田祥(山口) 7.78

4 平尾崇典(岡山) 7.46

5 山口剛(広島) 7.42

●九州地区

1 峰竜太(佐賀) 8.17

2 深川真二(佐賀) 7.91

3 上野真之介(佐賀) 7.62

4 渡辺浩司(福岡) 7.55

5 桑原悠(長崎) 7.45

※女子選手

●四国地区

1 鎌倉涼(大阪) 7.67

2 遠藤エミ(滋賀) 7.52

3 平高奈菜(香川) 7.22

4 小野生奈(福岡) 7.16

5 竹井奈美(福岡) 7.05

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。