期始めの長期欠場者にスタート勝負なし

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5月1日から新期の級別審査がスタートしています。F0本からのスタートですが、5月2日の三国で5艇Fが出ています。期始めにFをした選手は、ほどんど勝率ダウンします。理由は2本目のFができないためにスタート勝負を控えるからです。級別審査の基準の中に出走回数があります。50走未満は勝率に関係なくB2級、70走未満はB1級です。期始めにFをすると30日間の休みがあり、休み前にFをすると60日の休みが加算されます。2本するとB級落ちです。それを避けるためにスタート事故がないような走りになるのです。スタートを行かないので展開待ち。着順傾向は1着が減ります。事故を起こすと事故点も加算されるので、無理のない走りで3着が精一杯というところでしょう。

フライング持ちの選手だけでなく、ペナルティーで長期欠場する選手も同じようなものです。新勝率でA1級の勝率マークしていても、実際のレースでは守りに入り、A2級程度のレースしかできません。大量の長期欠場者が出てくるので、今期のレースは様変わりします。長期欠場者の見つけ方は、オフィシャルWebの選手検索で、斡旋情報が消えている選手が該当者です。簡単に調べることができます。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。