両隣はさばけても、その外は未知

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新型コロナの影響で、記者のピット取材が規制されています。一言コメントしか聞けないのに、最近はコメントを拒否する選手が目立っています。大いに問題ありです。関係者はなんとか対処してほしいものです。

選手に時間を掛けて取材すると、舟券のヒントになるものがたくさんあります。選手に実際のレースで、1マークの動きについて聞いてみました。両隣の選手に対して、どういった対応をすれば良いかわかるそうですが、その外側になると視野から消えているので、まったく動きが読めないと言っていました。1マークを回ってバックで出たところで周りを見渡して、自分が何番手で抜け出しているか確認するそうです。その位置で2マークへ向かう道筋とターンの仕方を考えると語ってくれました。

このことを考えると、展開を読むときは、半分までわかり、あとは未知の領域だと割り切って、いろいろな展開を想定して網を広げるしかないになります。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。