旬レーサー 4184 渡邊雄一郎(大阪・35歳)

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

5コースからのまくり差しに威力

同期の宇野弥生が中学を卒業してすぐに17歳でボート選手になったということでマスコミから注目されました。訓練生時代はNHKのドキュメンタリー番組に取り上げられたこともありました。渡邊は宇野よりも一つ若い16歳で選手になりました。中学を卒業してすぐにです。自分の夢に向かって進むというので、選手になってから母校で進路について講演したほどです。

渡邊はヤングダービー(第1回・戸田)の優勝戦に乗るほどの実力を持っていましたが、峰竜太土屋智則と3艇フライングをしてしまいました。あれで出世の目を自ら閉ざしてきた感じです。ただ、そうしたマイナス要因もここ2年ほどは解消してきた感じで、GIでまずまず成績を残すようになってきました。

着順傾向は、枠番対応型です。1コースのときの信頼度が高い選手です。5コースの成績は4コースよりも上です。まくり差しが入りやすいのでしょう。配当も期待出来るので軸艇にして買ってください。

通算1000勝&SG初出場を目指す

「今期も変わらず調子はちょっと良くないですね(苦笑)。プロペラの形をマイナーチェンジしながらいろいろと試しているんですが、最近はバチッとした手応えがないし、どうも合っていない感じ。前期(勝率6.38)も前々期(勝率6.25)もギリギリでしのいでA1級はキープできたけど、やっぱりもっと上を目指していきたいんで、どこかで流れを変えないといけませんね。

以前、調子が良かった時は、上位級に仕上げられていた感じがあったけど、今はそこまで仕上がってこない。なんか今のモーターと(プロペラ調整が)噛み合っていないんですよね。前は悪いモーターを引いてもそれなりに出せていたんですが、今はモーターに左右されている感じ。そのダメな時の対応が今の課題です。

蒲郡は05年1月にデビュー初優勝を飾った水面だし、やっぱり良いイメージはあります。初優勝した後も優勝しているから、自分の中でも割と良いかなって思っています。

今でもSGに出たいっていう思いは常に持って頑張っているつもりです。通算1000勝も近いし、そこをクリアして(SG初出場を)目指していきたいですね」

(マンスリーBOAT RACEより抜粋)

●1着決まり手(過去6ヶ月)

逃げ…21回 まくり…6回 まくり差し…4回 差し…4回 抜き…1回

※出場予定…蒲郡=4月26日~5月1日

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。