江戸川で波が出たら東京の人

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春から夏にかけて江戸川では東京湾からの南風が吹くようになります。下げ潮の時間に南風(追い風)が吹くと水面が波立ちます。波立った水面に加え、水面下の流れもあります。スタートも難しく、ターンも困難になります。早めにハンドルを切るとボートが暴れてしまいます。レバーを放ってハンドルを切るタイミングも潮の流れを読んでやらなければなりません。たまに江戸川を走るような選手は、こんな水面に対応できません。うまく対応してくるのが江戸川で数多く走っている地元の東京支部の選手です。遠征選手がスタートが分からないときは、東京支部の選手に聞くほどです。ボートも重いので、プロペラ調整もまったく違ってきます。地元の選手はスタートもプロペラ調整の方法も知っているので、水面が荒れると好成績を残します。そこらをうまく見抜いて江戸川の舟券を得意にしている人もいます。

江戸川は明日8日から開催です。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。