煮えた頭で展開を読むな

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

多場発売で1日に購入するレース数が増えています。短時間で何レースも舟券を買っていると、ある種の「ハイ」な状態になってしまいます。最初の頃は頭の回転もスムーズですが、何レースかやっている内に頭の方も疲労してきます。さらに舟券が外れると思考の範囲を広げなくてはならず、ますます頭が疲労してきます。舟券を買ってもレース場を間違えた、レースを間違えたといったことが起きてきます。あげくの果てに的中した舟券を間違えて捨ててしまったりすることも起きます。そうした状態で展開を読んでも正常な思考はできません。やたらと高配当を求めた無理な舟券を買うようになります。自分の思考の中では正常だと見えても、後になって考えると冷静さを欠いていた舟券を買っていたことになります。頭が疲れているかどうかの目安は、マークカードの書き間違いでわかります。そのときはしばらく頭を冷やして下さい。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。