大時計が嫁さんの顔に見えたら立ち遅れ

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峰が今年の目標は「獲得賞金3億円」と大きくブチあげています。選手の平均年収は1600万円と高額です。これだけを見れば、ボートの選手は魅力的です。しかし、SG級が稼いでいるので、平均年収が上がっているだけで、B1級だとかなり下がります。サラリーマンより少し上という選手も少なくありません。ヘルメット、ケブラーズボン、ケブラー手袋、ケブラーシューズなど支出もあります。若い頃ならフライング休みがあれば、どこかへ旅行も出来たでしょうが、家庭を持つようになると収入は家庭のためになります。仮に年収が1200万円あったとしても、フライングを1本すると100万円、2本すると300万円の減収です。スタート再訓練にも自費で行かなくてはなりません。そのことを考えるようになる、行きたくてもスタートが行けなくなるものです。期末のB級でフライング持ちの選手がスタートで先手を取ることはありません。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。