~実況アナの穴目八目~

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桑原悠

東海地区選は松尾拓選手、近畿地区選は馬場貴也選手と、エース機を操ってのパワーで圧倒するファイナルレースが続きました。ボートレースはモーター次第ということが、ハッキリと印象づけられると言って過言ではありません。

それでは、今回はナイター開催のBOATRACE大村GI「第67回九州地区選手権競走」の優勝戦展望です。優勝戦のメンバーは、①峰竜太原田幸哉桑原悠瓜生正義上野真之介中村亮太。準優勝戦は1号艇の選手がしっかりと勝つ、大村らしい結果に終わりました。

さて、今回の優勝戦はコース予想でやや難しい要素があります。それは、6号艇の中村選手の動向です。もし、動きがなければ、123/456の枠なり濃厚ですが、前付けしてくれば、126/345や1236/45といった進入も考えられ、どうしても狙い目を2パターン出さないことになります。

枠なり進入なら、峰選手のインから狙いますが、中村選手が動けば、峰選手のV確率はかなり下がります。勝つことにこだわりが強い峰選手でも、今節のスタートに関しては絶対ではないので、穴の匂いが漂います。

それでも、枠なりならば、峰選手の対抗格は九州地区選連覇中の桑原選手を挙げておきたいです。さらに、中村選手が動けば、桑原選手がカドの4コースになるので、地区選3連覇の夢も膨らみます。

したがって、私のフォーカスは本線が1-3-流の4点。コースの動きがあれば、3-1-流、3-5-流の8点を推奨します!!

なお、次回の「実況アナの穴目八目」は、BOATRACE徳山GI「第64回中国地区選手権競走」の優勝戦展望をお送りします。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。