~実況アナの穴目八目~

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吉川元浩

3日目の準決勝は、スリット戦で際どいシーンが目立ち、ボートレースバトルチャンピオントーナメントの名に相応しい戦いが繰り広げられました。

それでは、今回の「実況アナの穴目八目」のコラムは、プレミアムGI「第2回ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称・BBCT)」決勝戦展望をお送りします。

優勝戦のメンバーは、①寺田祥田村隆信吉川元浩原田幸哉毒島誠守屋美穂。準決勝・10レースで3着だった寺田選手が決勝の1号艇を引き当てるところは、BBCT独特の場面と言っていいのではないでしょうか?

ただ、モーター評価としては中堅レベルということもあって、真夏に下関で開催されたSGボートレースメモリアルほどの圧勝劇にはならないと、私は読んでいます。

なぜか?というと、抜群の機力を誇る吉川選手とスタートの切れが光る原田選手、センター枠の2選手の存在です。特に、準決勝でカドからコンマ01のスタートを決め、俊敏なまくり差しを決めた原田選手はかなりの脅威になる筈です。加えて、BBCT連覇と来年に地元開催になる第3回BBCTの優先出場権がかかる田村選手も、一瞬のスキを狙ってくることはいうまでもありません。

SG初制覇した若松の水面で、再び凱歌を上げたい思いが強い寺田選手。しかし、グランプリを控えて、どこまでスタートを踏み込んでいけるか!?も一抹の不安があります。

私は、寺田選手の逃げよりも、田村選手のピンポイントの差しか吉川選手のここ一番のまくり差しか原田選手のまくり一撃のどれかが決まって、全国のボートレースファンを大いに賑わせるシーンが私の頭の中に浮かんできています。したがって、フォーカスは2-134-1346、3-124-1246、4-123-1236。高配当狙いを含んでの狙い目を推奨します。

次回、ボートレースバトルチャンピオントーナメントの開催場所はBOATRACE鳴門。ここで、第3回大会の優先出場権を手にする第1号が誕生します。私も心をワクワクさせて、戦いのゴングが鳴る瞬間を待っていたいと思います。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。