~実況アナの穴目八目~

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岩崎芳美

先日、BOATRACE津で開催された「開設68周年記念 GIツッキー王座決定戦」は、圧倒的なパワーを誇った原田幸哉選手が、道中での逆転劇で優勝を勝ち取りました。それにしても、一旦は平本真之選手の捲り差しで先行されながら、驚異のモーターパワーを武器に2周1マークで先頭に立ってしまうあたりは、「恐れ入りました」という言葉しか出ませんでした。

さて、今日からBOATRACE蒲郡でSG「第23回チャレンジカップ」と「GⅡ第7回レディースチャレンジカップ」が始まります。当たり前の話ですが、来月のグランプリ&クイーンズクライマックスの出場権をかけた戦いが繰り広げられます。

今回は、福井支部からの出場がなく、徳島支部からはチャレンジカップに市橋卓士選手、レディースチャレンジカップに岩崎芳美選手が参戦します。チャレンジカップについては、出場選手の中でランクが一番下に位置する市橋選手には優勝を掴み取って、最大の下克上でのグランプリ出場をしてもらいたいな~と思っていますが、これは運も味方につけないとなかなか厳しい状況になるのは仕方がありません。

一方、女子の賞金獲得額第9位の岩崎選手は、正念場の6日間になります。現在、ボーダーラインの12位にいる大瀧明日香選手と160万余りの差はあるものの、堅実に賞金を積み重ねることが出場への必須条件になります。今年は、地元・鳴門のGⅡレディースオールスターで優勝したインタビューで、「今年は年末の12人の入るチャンスが生まれたのが、自分の力を出し切っていきたい」と口にしていた岩崎選手。今年のクイーンズクライマックスの舞台になる浜名湖で走る姿が見られることを私は楽しみにしています。

最後に、チャレンジカップとレディースチャレンジカップのドリーム戦の狙い目を簡単に挙げておきます。チャレンジカップは、好モーターを手にした峰竜太選手と寺田祥選手を絡めて、1-5=流の8点。レディースチャレンジカップは、デビュー初V飾るなど、蒲郡との相性がいい小野生奈選手から、3-1-流と3-5-流の8点を推奨します。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。